深沢幸雄 版画展

2021年2月5日~3月7日

千葉県ゆかりの作家で戦後の版画界を牽引した銅版画家・深沢幸雄の作品40点を公開いたします。

日本における銅版画の第一人者とも言える深沢幸雄は、1924年山梨県に生まれ、東京芸術大学を卒業後に千葉県市原市にアトリエを構え、千葉県立市原高等学校で教壇に立ちながら油絵を描いていましたが、1954年頃から駒井哲郎、浜田知明らの作品に魅せられ、独学で銅版画を始めます。以来、熱心に銅版画技法の研究を重ね、卓越した技術力に裏付けられた多色版による銅版画は、独特の詩情あふれる作品として制作されました。

高校教員を退いたのち日本版画協会理事長、多摩美術大学教授を歴任するなど後進の指導に尽力し、2017年93歳で急逝されました。

紫綬褒章やメキシコ合衆国の政府が外国人に授与する最高栄誉の勲章であるアギラ・アステカを受章するなど、深沢幸雄の仕事は世界的にも評価されています。珠玉の作品をご堪能ください。

●同時開催 館所蔵・茶道具名碗展

  

  

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