第20回記念「煌めくガラス絵」展

~日本ガラス絵作家協会会員22名による~ 

     平成29年12月1日~12月24日

 

時代時代に、画家の余技として伝わってきたガラス絵は、昭和時代になると廃れ、その後、著名な画家が復活を試みて発展したり又廃れたりを繰り返してきました。

1998年、此木三紅大を中心に、途絶えつつあるガラス絵を復活してその魅力を多くの方に伝えたいと「日本ガラス絵作家協会」を発足し、以来20年に亘り制作、普及活動を続けています。その結果、現在は多くの画家たちがガラス絵を手掛けるようになりました。

ガラス絵は、平らな板ガラスの裏側に描かれます。それを表側からガラスを透して鑑賞いたします。最初に描いた色が表面の色彩となり、後から塗った色の層が絵画の背景となります。そして左右も逆になるため、描き手は工夫を凝らして描かなければならず、そこが魅力ともなっています。古くはステンドグラスの補修としてヨーロッパで開発され、清時代に中国に渡り、17世紀頃日本へと伝わりました。当時は、ガラス自体がとても貴重なものでびいどろ絵、玉板油絵などと呼ばれました。18世紀には司馬江漢が、19世紀には葛飾北斎なども描いていたという歴史があります。

特に発色が美しく、宝石のような煌めく光沢が特徴となっています。今回は、日本ガラス絵作家協会の会員22名による最新作、約80点を展示いたします。ご高覧下さいませ。

 

●イベント 毎週 土・日曜日に「ガラス絵体験教室」1500円

●ガラス絵グッズのショップ開催―ペンダント・ランタン・ミニ額など

 

●同時開催 館所蔵・茶碗と御釜展

年末年始休館のお知らせ(12月25日~1月4日)

  

     

        

          

     

          

    

  

inserted by FC2 system