第22回「煌めくガラス絵」展 

令和2年12月25日~令和3年1月31日

ガラス絵は、ステンドグラスの補修としてヨーロッパで開発され、清時代に中国に渡り、17世紀頃日本へと伝わりました。

当時は、ガラス自体がとても貴重なものでびいどろ絵、玉板油絵などと呼ばれました。18世紀には司馬江漢が、

19世紀には葛飾北斎なども描いていたという歴史があります。

1992年、此木三紅大を中心に、数人の画家たちが描き始め、途絶えつつあるガラス絵を復活してその魅力を多くの方に伝えたいと

1998年に「日本ガラス絵作家協会」を発足し、以来今日に亘り制作、普及活動を続けています。

ガラス絵は、平らな板ガラスの裏側に描かれます。それを表側からガラスを透して鑑賞いたします。最初に描いた色が表面の色彩となり、

後から塗った色の層が絵画の背景となります。そして左右も逆になるため、描き手は工夫を凝らして描かなければならず、

そこが魅力ともなっています。

特に宝石のように煌めく光沢が美しく、今、静かなブームとなって参りました。

今回は、日本ガラス絵作家協会の会員24名による最新作、約90点を展示いたします。

 

●イベント 毎週土・日には「ガラス絵体験教室」開催。

ソーシャルディスタンスを考慮し、実施いたします。1500円 ※要予約

●同時開催 館所蔵・茶道具名碗展

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