花澤三津子展~幸せをくれたネコ~
花澤三津子さんは1966年東京生まれ、今回は50才を記念しての初個展となる。現在匝瑳市に在住。
花澤さん、実は幼い頃、父親に縁日で買ってもらったヒヨコを、近所の猫に食べられてしまって以来の、猫大嫌い人間であったそうだ。
数年前の或る夏の日、1匹の猫が大切に育てているバラの庭に入り込んできたので何とか追い出そうと色々図ったが、
そうこうしている間に猫は衰弱して眼も開かなくなってしまった。そんな猫の姿を見かねた娘さんにねだられて、初めて猫を飼うことになったのだという。
飼ってみると器量よしで大人しい「みぃちゃん」は、あれよあれよという間に家中の最愛の家族となり、
それまでは花ばかりを描いていた彼女が、自然に猫を描くようになったという。
そして、当館開催の「第六回猫ねこ展覧会」に出品したみぃちゃんの肖像「ねぇねぇ」は来館したお客様の投票で決まる『私の好きな作品大賞1席』を見事に受賞したのである。
「多くの猫好きさんとの出会いは私の人生を豊かにしてくれました。猫に導かれた縁は私の宝です。
今は、みぃちゃん亡き後、我が家に迎えた虎之介と瀬奈の2匹の猫をモデルに楽しい制作を続けています」と花澤さんは話す。
是非、ご高覧下さいませ。
併催
◎ 館所蔵・天才物故画家達のデッサン展、茶道具名碗展と茶入れ・香合展、時代蒔絵琴展
花澤三津子 画歴
1966年東京都墨田区に生まれる。
1988年結婚を機に千葉県匝瑳市に移住。
2009年松山庭園美術館主催「第6回猫ねこ展覧会」に初出品、以後毎年出品。私の好きな作品大賞1席受賞
2010年日本ガラス絵作家協会主催「煌めくガラス絵展」に出品。会員となる。以後、毎年出品。
2012年「第9回猫ねこ展覧会」にてギャラリー芙蓉賞受賞。ほくさい美術館主催「猫たちの遊々展」に出品、以後毎年出品。「第39回青枢展」入選。(東京都美術館)以後毎年出品。
鈴木一穂氏と「猫ねこ二人展」をギャラリーどちにて開催。
2013年「第10回猫ねこ展覧会」にてクサカベ賞・私の好きな作品大賞1席を受賞。「猫たちの遊々展」にて、ほくさい美術館奨励賞受賞。「第40回青枢展」入選。
2014年「第3回ネッコワーク展」に出品。以後、毎年出品。「第41回青枢展」にて準会員推挙される。
2015年「第42回青枢展」にて準会員奨励賞受賞。会員推挙される。
2016年「猫たちの遊々展」にて私の好きな作品大賞受賞。松山庭園美術館にて初個展『幸せをくれたネコ~花澤三津子展』を開催。
現在青枢会会員・日本ガラス絵作家協会員・日本手芸普及協会ペイント部門認定講師