岸本雄心 書作展

~筆を執って50年~

 

                  平成28年3月18日~4月10日

  岸本雄心さんは1950年生まれ、福岡県出身で現在千葉県千葉市に在住。

本格的な書道の勉強のため大東文化大学に入学。この当時、大東文化大学には全国から書を志す若き俊英が集まり書道部員も数百名を擁し、お互いに切磋琢磨し、同期には日展の審査員が3人いるという。

 大学一年の時、浅見錦龍氏の書に感動して入門をゆるされ直弟子となる。大学卒業後、各種の公募展に出品しながら千葉市内の公立中学校に勤務し、千葉県教育研究会書写部会に所属して熱心に小・中書写教育の充実に取り組んできた。

現在は千葉市内の大学で非常勤講師をしながら、書道を楽しむ人達のための書道の研究会誌を毎月発行している。

 今回の展覧会の中で注目すべき作品は、「零戦」という大作で、これは恩師への追慕をこめた傑作の感があります。実際に零戦を操縦し沖縄特攻の猛訓練を受けて生き残った恩師は、機会あるごとに平和の尊さを語られたそうです。

世界中に不安な空気が漂う昨今、書家として強く平和を願いながら一気に書かれた作品は、観る者の心を揺さぶることでしょう。「零戦」他、約20点を展示致します。是非ご高覧下さいませ。

           

     

     

    

    

         

inserted by FC2 system