此木三紅大は1937年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、ローマ・アカデミア美術大学で学びました。絵画にとどまらず、彫刻、やきもの、詩作など、

ジャンルを超えて意欲的に制作活動を続けています。

喜寿に因んでその多様な仕事を順次七種のパートに分けて、美術家としての彼の創作の全貌を紹介していきますが、今回はそのⅢ、としての展覧会です。

少年時代から絵を描くことが大好きで、中学二年生の時には学校後援の個展を開催し、学校の廊下中を大作で埋め尽くしたというエピソードがあるほどです。

今回のタイトルになった小冊子のなかで、此木が絵に対する思いを述べているので紹介します。

《今日この頃思う事》

満たされ過ぎて何かを失ったような今の時代、夢を持つこと、純粋にひたむきに生きること、その尊さを思い起こさせる少年時代の作品を前にして、

今私はあらためて、何事にも真剣で、謙虚で、物をいつも初めて見るように見、良い絵を描こうなどと気負わずに、自由で楽しく面白く絵を描きたいものだと思っています。    

15歳~20歳までの小品から大作まで自選の約70点を展示致します。ご高覧下さいませ。

      

    

 

    

    

    

 

   

   

   

   

   

 

    

  

  

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